2013 June

Paris

 

 
 
今年のパリは本当に寒く、6月になってようやく初夏らしいお天気に。聾の方がたにさまざまな形で日 本文化を知って欲しい、という私のチャリティープロジェクトのイベントももう2回目。今回は裏千家のお茶のセレモニー。「出会い」というコンセプトなので お菓子は「絆」や「結び」を模った虎屋の和三盆。お土産にもお持ち帰りいただけるように、オーガンディーの袋に入れて。「カワイイ!」と皆さん感激して下 さりとても嬉しい。

 

Paris

   
 
 
お茶の先生のおっしゃる事を良く聞いて、何とかチャリティーのホスト役を務める事が出来手ほっとする。お扇子に書かれた利休の教えをフランス語で?美しい松の模様のお扇子に持ち替え何とか逃げ切る私。何もかもは出来ないので「先生に伺って下さいね!」

 

Paris

 
 
車の名義の変更で何度も警察へ。一体どうして係りの人はそれぞれに 違う事を言うのか?でも、こんな事も25年も居れば慣れたもの。さまざまな国の人が一緒に住んでいるフランスでは大げさでは無く「当たり前」・・・。よう やく新しい車検証を持ってガレージへ。ナンバープレートを付け替えてもらう。1998年から導入されたEU諸国共通プレート。フランスは2008年まで黄 色いプレートだったので、共通の意味をなさない!私の車は2008年製でこの度晴れて白地のプレートに。どんな事も、ひとつ手続気が複雑なのもフランス 流?

 

Paris

 
 
 
今年はフランスの造園家、アンドレ・ルノートルの生誕300周年記念の年。ヴェルサイユ宮殿の庭園は元の姿に修復したり、さまざまなイヴェントがある。記念切手も発行されて、ヴェルサイユとルノートルを楽しむ冊子も興味深い。

 

Paris

 
 
 
ヴェルサイユの街は宮殿以外もさすがに城下町、歴史あるブティックがそこここに。帝室御用達の香水の老舗、ゲランのブティックも。ナポレオンのシンボルであった蜂のフラコンの香水・・・香水とは思えない迫力!

 

Paris

 
 
 
 
ヴェルサイユの街をひとしきり歩き、友人のお宅へ伺う。丹精にお手入れされたお庭にさまざまな植 物、ハーブやお花、そしてさくらんぼにイチゴまで!ご自宅のインテリアもドライハーブや素晴らしい香りの薔薇、デザートにはお庭で取れたさくらんぼにまだ 早いイチゴも摘ませて頂く。友人の豊かなライフスタイルに感激する。

 

Paris

 
 
お土産に頂いたフレッシュなハーブたち。葉っぱの勢いがすごくて香りも濃厚!早速セージはイタリア のお土産の搾りたてのオリーブオイルに漬け、ミントはフレッシュなハーブティーに。彼女の豊かな生活を分けて頂いた様でとても嬉しい。それにしてもハーブ の香りは素晴らしい・・・。

 

Paris

   
 
 
6月は本当に人に会うことも多いけれど、ヴァカンス前のSeasoning Greeting のカードを出す時期でもある。なじみの郵便局のお兄さんは、いつも私好みの切手を取っておいて下さる。赤十字の切手はそれを買うことで寄付になるのでこの 界隈の人には人気の切手。もちろん「数シート取ってあるよ」と。近くのカフェでカフェをご馳走しつつ、「今度ロマネスク教会の切手が出るよ」・・・なんて いう情報も。なんとものどかでおばあちゃんのような私のサンジェルマンの生活!

 

Paris

 
 
 
フランス人の友人のお宅にお招きを受けると、代々受け継いできた食器やカトラリーをとても大切にし ている。我が家も和食の時は祖母からの漆器や陶器を使うことも多く、その度に話題も広がってとても楽しい。新しい物も良いけれど、思い出の詰まったものに はモノを越えた価値があるように思う。象彦の漆器は大好きだけれど、湿度の低いパリでは大きなものはヒビ割れてしまう。小さなたかつきに祖母を思いつつお 招きの準備をするのも楽しい時間。

 

Paris

 
 
 
mono index 昔住んでいたアパルトマンのオーナーのお嬢様とはもう本当に長いお付き合い。陶芸家として活躍して いるA嬢のアパルトマンは彼女の作品で溢れている。建築を勉強してから陶芸にすすんだので、作品がどれもグラフィカルで建築家好み。壁に飾るタピスリーの ような陶板もとても面白い。 page top

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